上級会員のオヤジが行くふら~っとパリの旅②
妻と三女と3人でパリの旅。パリの市内観光。
旅行期間:2019年10月30日~11月03日
2019/10/30 Galerie Lafayette Maison - Gourmet
ディズニーランド・パリから移動して、今日は一日パリの市内観光。
まずは、ホテルの側にある「Galerie Lafayette Maison - Gourmet」に来てみた。
ココは、ヨーロッパ大陸最大の百貨店「ギャラリー・ラファイエット・パリ・オスマン」にあるメゾン&グルメ館の地下にある巨大スーパーマーケット。
地下に降りると、色とりどりの野菜や果物が並べられていてマルシェみたいだ。
ものすごく広い売り場で迷子になりそう。
野菜や果物がの他にも、フランス料理に欠かせないバターやチーズ、バルサミコ、トリュフ入りの塩やオイルなど珍しい調味料がたくさん売られていて、見ているだけでも楽しい。
調味料以外にも、チョコレートや紅茶、お菓子などもあり、値段も意外と安いからお土産にいいかも。
2019/10/30 プレタ・マンジェ(Pret A Manger)
広い店内を探索したら、足が疲れてお腹が空いた。
今日のランチは、パリではよく見かけるサンドイッチの「プレタ・マンジェ(Pret A Manger)」。
「プレタ・マンジェ(Pret A Manger)」は、「NATURAL FOOD」&「ORGANIC COFFEE」にこだわっているヘルシー志向のサンドイッチチェーン店で、各店舗でサンドイッチを作っているから野菜が新鮮で美味しいと口コミでも大評判。
実際に食べてみたが、薄味だが野菜がシャキシャキして美味しかった。
2019/10/30 マドレーヌ寺院
お腹が満たされたから、「プレタ・マンジェ(Pret A Manger)」の側にいある「マドレーヌ寺院」に行ってみた。
寺院というからお寺っぽいものを想像していたら…全く違っていた。
「マドレーヌ寺院」はフランス語ではÉglise de la Madeleineと書くらしいのだが、Madeleine(マドレーヌ)はフランス語でマグダラのマリアを意味するらしい。
この寺院は、マグダラのマリアを守護聖人とするカトリック教会らしい。
マグダラのマリアと聞くと、「ダ・ヴィンチ・コード」好きのオッサンの心がソワソワする。
だって…マグダラのマリアは、イエスの妻、または親密な関係を持った女性、イエスの処刑時には彼の子どもをみごもっていたとされている謎多き女性だから。
ゆっくり見たかったが、妻も三女もマグダラのマリアにさほど興味がないから、さ~っと見て次の「コンコルド広場」に行ってしまった(泣)
2019/10/30 コンコルド広場
上の写真は、「マドレーヌ寺院」からロワイヤル通りをまっすぐ行った先に見える、パリの真ん中を十字に仕切る「コンコルド広場」。
この場所は、フランス革命中に処刑が行われた悲しい場所で、1200以上の人々がここで処刑されたらしい。
ルイ16世やマリー・アントワネットが処刑(斬首)された場所しても有名。
ちょっと気になるのが、先っぽが金色に尖ったオベリスク。
これは、エジプトのルクソール神殿から運ばれてきた「Luxor Obelisk(クレオパトラの針)」と呼ばれるオベリスクだが…
クレオパトラが生まれる千年以上前に作られたものだから、クレオパトラとは何の関係もないらしい。
関係ないんかーーーい(笑)
2019/10/30 オランジュリー美術館(Musée de l’Orangerie)
次に訪れたのは、「コンコルド広場」の側にある「オランジュリー美術館(Musée de l’Orangerie)」。
「オランジュリー美術館(Musée de l’Orangerie)」は、クロード・モネの「睡蓮」が見られる有名な美術館なんだが…
オッサンはここに来るまで、モネの「睡蓮」は1枚の絵画だと思っていたから、壁一面に描かれてた8つの巨大な睡蓮を見て驚いた。
この美術館は、2000年から6年もの歳月をかけて大改装が行われたのだが、改装理由が…
クロード・モネが描いた「睡蓮の間」に自然光を注ぐために改装されたらしい。
改装は大成功で、オッサンは「睡蓮の間」に入った瞬間、自然光に照らされた睡蓮に目を奪われ、ここが一瞬、美術館であることを忘れるくらいモネの世界観に引き込まれてしまった。
「オランジュリー美術館(Musée de l’Orangerie)」には、この他にもモネやセザンヌ、ルノワール、マティス、ピカソ、モディリアーニといった印象派の作品も多数展示されているから見ごたえが十分。
この美術館の凄いところは、クロード・モネの「睡蓮の間」もピカソ、セザンヌ、モディリアーニ、ルノワールなど、ほぼすべての絵画の写真撮影がOKだということ。
まじかで世界的に有名な絵画が見れるうえに、写真撮影もOKだから、パリに行った際には行くことをオススメする。
2019/10/30 アレクサンドル3世橋
次に訪れたのは、「オランジュリー美術館(Musée de l’Orangerie)」からほど近い場所にある「アレクサンドル3世橋」。
セーヌ川にかかるこの橋は、「ミッドナイト・イン・パリ」という映画のワンシーンに使われた有名な橋で、装飾がゴージャスだからかなり遠くからでも分かる。
この橋はパリ万博のために造られた橋で、名前の由来を調べてみたら…
ロシア皇帝のニコライ2世が、ロシアとフランスの友好の証としてパリ万国博覧会に合わせて建築して寄贈したから「アレクサンドル3世橋」と名付けたらしい。
ちなみに、「アレクサンドル3世」はニコライ2世の父親の名前で、フランスと同盟を結んだ張本人だから父親の名前を付けたみたい。
お父さん思いのいい息子だ…
2019/10/30 グラン・パレ(Grand Palais)
「アレクサンドル3世橋」のすぐそばにある「グラン・パレ(Grand Palais)」。
パリ万国博覧会のメイン会場になった宮殿で、鉄とガラスで覆われた屋根が特徴的。
ココでは美術展の他にも、パリコレの時期になると有名ブランドのコレクションがみられるらしい。
それと…「グラン・パレ(Grand Palais)」は、映画「ファンタスティックビースト」のフランスの魔法省として登場していることで有名。
2019/10/30 シャンゼリゼ通りのクレープ
シャンゼリゼ通りを歩いて、「エトワール凱旋門」を見に行く途中で見かけたクレープワゴン。
なぜか…シャンゼリゼ通りには、クレープワゴンがたくさんいた。
クレープを焼くいい香りにつられて一つ購入。
シャンゼリゼ通りにはお洒落なカフェがたくさんあるけど、「クレープワゴンのおじさんが焼いたクレープも美味しい~」だって(笑)
どうでもいいことだが…シャンゼリゼ通りを歩いているとこの歌が頭の中を連呼するのは昭和生まれのオッサンだけ?
「オー・シャンゼリゼ
オー・シャンゼリゼ
いつも何か素敵なことが
あなたを待つよシャンゼリゼ」
2019/10/30 エトワール凱旋門
フランスの観光地といえば「凱旋門」だが、正式名称は「エトワール凱旋門」。
なんで「エトワール凱旋門」というのかを調べたら…
凱旋門を中心に12本の通りが放射線状に延びていて、それを地図上で表すと星(étoile)のように見えたから、「星の広場(エトワール広場) la place de l'Etoile」と呼ばれるようになったらしい。
「エトワール凱旋門」はただの観光地ではなく、地下には第一次世界大戦中に亡くなった無名戦士の墓(約150万人のフランス兵の代表として一人の兵士の墓)があるらしい。
「エトワール凱旋門」の4本の柱にはそれぞれ異なった彫刻(「1792年 出陣」「1810年 勝利」「1814年 抵抗」「1815年 平和」)が彫られている。
完成までに30年余りの歳月がかかったこと、ナポレオンの死により工事が止まったことで彫刻家が異なるから、なんか微妙に違和感を感じる。
これは「1792年 出陣(ラ・マルセイエーズ)」という彫刻で、「マルセイユの歌」ともよばれている。
羽の生えた女性が人々に担がれ、敵の侵攻に対して民衆に戦闘の号令をかけている様子を表しているらしい。
「マルセイユの歌」とは、義勇軍が広めた歌…つまり現在のフランス国歌のことで、
「Aux armes, citoyens, 武器を取れ 市民らよ
Formez vos bataillons, 隊列を組め
Marchons, marchons ! 進もう 進もう!
Qu'un sang impur 汚れた血が
Abreuve nos sillons ! 我らの畑の畝を満たすまで!」
日本の国歌とは異なり、フランス国歌ってちょっと怖い。
しかし…なぜ少年はフリチンなんだ?パンツをはく時間もないほど急いでいたのか(笑)
これは「1810年勝利」と呼ばれている彫刻で、真ん中で左手に剣を持っているのはナポレオンで、勝利の女神がナポレオンに月桂樹の冠を授けている様子らしい。
それにしても、ナポレオンの身長が忠実だ(笑)
これは「1815年平和」で、彫刻家のアントワーヌ・エテックスによって彫られた彫刻。
2019/10/30 シャンゼリゼ通り
シャンゼリゼ通りの真ん中にある、2019年7月にできたばかりの「DIOR」。
シャンゼリゼ通りとワシントン通りの交差点付近に長い列ができている。
何事かと思ったら…ルイヴィトン本店に入るための列だった。
パリに来た妻の目的はここだったから、迷わず列に並んで整理券をゲット。
お目当てのものが購入できてご満悦の妻。
それにしても袋がデカイ(笑)
2019/10/30 ヒルトン・パリ・オペラ
今夜泊まるホテルは「ヒルトン・パリ・オペラ」。
1889年のパリ万博に合わせてオープンさせたホテルで、文化遺産にも指定されている吹き抜けロビーがある。
立地抜群のパリの老舗ホテルで、言葉にならないほど造りが重厚でゴージャス。
一日中観光して歩き疲れたから、今夜はホテルの部屋でゆっくりピザを食べた。
ご飯にはデザートがつきもの(笑)
だから今夜のデザートは、「パティスリー・サダハル・アオキ」のケーキ。
オッサンはショコラ プラランを食べたが…口の中でオランジュ風味のビスキュイとショコラオレのクリームがとろけて、美味しい~しか口から出てこない。
見た目もきれいだし、食感でも楽しませてくれるから、疲れた体が癒された。