上級会員のオヤジが行くふら~っとパリの旅③
妻と三女と3人でパリの旅。ヴェルサイユ宮殿観光。
旅行期間:2019年10月30日~11月03日
2019/10/31 ヴェルサイユ宮殿
パリ観光の目玉といえば「ヴェルサイユ宮殿」。
口コミによると、エッフェル塔やルーブル美術館と並ぶ激混み観光スポットらしいから、混雑回避のために朝一から並んだが…早く来すぎてちょっと寂しかった。
しばらくすると、こんな感じで並び始めたからちょっと安心した。
「ヴェルサイユ宮殿」は、ルイ13世が狩猟の館として建てたのちに、ルイ14世が増築したことでこんなにも広くて豪華な宮殿になったらしい。
贅の限りを尽くした豪華な宮殿には、悲劇の王妃マリー・アントワネットも住んでいた場所として有名。
お天気が微妙に悪いからか…なんだか、フランス革命で処刑されたマリー・アントワネットの怨念を感じる(笑)
悲劇の王妃マリー・アントワネットはルイ16世の王妃で…
1754年から1763年まで続いたフランスとオーストリアの戦争(七年戦争)をおさめるために、人質として14歳でフランスに嫁いできた。
4人の子供を産んで、7人の子供を養子に迎えている子だくさんなお母さんで、夫婦仲はよかったらしい。
悲劇の王妃って言われているけど意外と幸せ!?
さぁ…ここからは室内見学だ。
ヴェルサイユ宮殿はかなり広いから、本気ですべてを見学しようと思ったら6時間くらいかかるらしい。
マジか…想像以上に広いなぁ~鬼ごっこでもしたら捕まる気がしない(笑)
英語の解説を聞きながら見学している三女。
インターナショナルスクールに通っているから、半分くらいできるらしい。
ヴェルサイユ宮殿といえば「鏡の間」が有名。
王の大広間から扉を開けると、73mもある「鏡の間」が目の前に現れた。
とにかく天井が高く(12m)て驚くほど広い!
天井からはクリスタルのシャンデリアがいくつも垂れ下がり、17カ所の大きな窓から光が差し込み、反対側の壁には578枚の鏡が埋め込まれているから、とにかくゴージャスできらびやか。
天井には、オランダ戦争やフランドル戦争の歴史を描いた絵画が描かれていて、ずっと見ていたら首が痛くなった。
この場所は、宮殿を訪問した人々の待ち合わせの場所、通路、祝宴、儀式、謁見の間と利用されていたらしく…
1871年にはドイツ皇帝の即位式、1919年には第一次大戦後にドイツと交わされた「ヴェルサイユ条約」が調印された歴史ある部屋なのだ。
ヴェルサイユ宮殿といえば庭園も有名で、約40年もの歳月をかけて造られたらしい。
幾何学模様を描くように左右対称に植えられた植物がキレイだったが、当時の庭師たちの大変さも痛感した。
この庭はルイ14世が造らせた庭園で、宮殿を造るのに25,000人に対し、庭園には35,000人もの人を起用したというから驚きだ。
庭園には1400個ほどの噴水があるのだが、もともとこの土地には近場に水が流れていなかったから、10㎞も離れたセリーヌ川から水をひいて噴水を作ったらしい。
どうしてこんな面倒なことをしたのか…
それは、「俺にできないことはない!」って、自分の力を民衆に誇示するために必要だったから。
つまりは男の見栄。
いつの世も、男は自分の力を見せつけたい生き物なのだ(笑)
2019/10/31 La Creperie
今日のランチは、お手頃価格でクレープが食べられる「La Creperie」。
ソルボンヌ大学が近くにあるから、観光客よりも学生や地元の人が多い感じ。
ガレットを注文したが、日本で食べるガレットよりもモチっとして美味しかった。
2019/10/31 GOSSELIN(ゴスセリン)
ランチにガレットを食べたが…デザートは別腹だから、アルブル・セック通り煮るパン屋「Gosselin」に行ってみた。
この店は、何度もバゲットコンクールで受賞・入賞をしている有名店らしい。
店に入る前からパンの焼けるいい香りがして…もぅたまらん。
よほど美味しいのか、次から次へとお客が来る。
パンの他にも色とりどりのケーキやタルト、パイなどが並べてあって、どれにしようかめちゃくちゃ悩んだ。
食べるとこがなかったから、ホテルに持ち帰って食べてみた。
このパン…三女の顔と同じ大きさほどもある。
実はオッサン…大のエクレア好き(笑)
一見すると普通のエクレアだが…実はこんなにも長い。
味はもちろん…ほっぺたが落ちるほど美味しかった。
ちょっと自慢話。
パン屋の帰りに偶然入った店で見つけた「ECHIRE(エシレバター)」。
A.O.P.認定のフランス産発酵バターで、日本で買うと結構高いらしい。
日本で「ECHIRE(エシレバター)」の250gを買うと2,333円程するけど、パリでは500円ほどで購入できた。
4分の1の値段で買えたから…迷わず土産用に1つゲット。
2019/10/31 Brasserie Mollard
今夜の夕食は、「ヒルトン パリ オペラ」の向かい側にある老舗の「Brasserie Mollard」。
「ヒルトン パリ オペラ」から歩いて1分ほどで「Brasserie Mollard」には着くのだが…
店に行く途中で気になる看板を発見。
この黄色い「M」のマークを見て最初に思ったのは「マクドナルド」だが、パリでは地下鉄(メトロ)の看板らしい。
マクドの看板に似すぎていてややこしい。
「Brasserie Mollard」の入り口には生簀があって、生ガキやエビ、ムール貝、巻貝、ブルーオマールなどの海産物が見れるようになっていた。
どうやらこの店はシーフードが自慢らしい。
生ガキが一押しらしいが、カキに当たったことがあって怖くて食べられないから、カキ以外のシーフード料理を注文。
調理前に持ってきてくれたロブスター。
本当はブルーオマールがよかったが…今日は普通のロブスターで我慢。
先ほどのロブスターが調理されてで手きたが…プリっぷりで激うま!
シーフードの煮込み料理もオヤジ好みのいい味付け。
さすがフランス…無塩バターが添えられたパンがシンプルに美味しい。
オニオングラタンスープもこの店の名物というので注文して飲んでみたが…
コクがあるコンソメスープにオニオンがたっぷり入っていて、チーズもいい感じに溶けていて美味しかった。
一歩店に入ると、アール・ヌーヴォー様式の見事な内装に目を奪われて、敷居が高い感じがしたが、客の服装もカジュアルで肩がこらない感じで、スタッフの対応もなかなかよかった。
料理を待っている間に店のことを調べてみたら、1867年創業(日本では明治維新の頃)の老舗で、1989年にはパリの歴史的建造物に加えられたらしい。
店の雰囲気も良く味も良かったから、またゆっくり来てみたいと思った。